いい明日がくる 夜の習慣

佐藤伝さんの『いい明日がくる 夜の習慣』を読みました。


本書では52の夜の習慣を紹介しています。
普段の生活の中に取り入れられるものが多いのですが、「こんなことまで?」と少し効果を疑ってしまうような習慣もありました。



人生は夜眠る前の三分で決まります。眠りに入っていく直前は、脳波がアルファ・シータ状態、七・五ヘルツ。潜在意識に、何でも自由に書き込める黄金の時間帯です。このときに何を思っていたのかが、その人の明日の羅針盤となります。ワクワクしながら「うふふ」と微笑みながら眠りにつくといいのです。


本書の冒頭でこう述べられています。


神田昌典さんの「非常識な成功法則」の中でも“眠る前にニタニタする”という箇所があるのですが、やはり人間の“潜在意識を利用する”ということは自分の夢や目標を実現するには欠かせない行動の内の一つではないかと思いました。
夜は、“ワクワクしながら夢についてイメージする”のです。


著者はこういった脳科学的な考えを踏まえた上で、さまざまな習慣を紹介しています。




本書でおもしろかった習慣をいくつかあげたいと思います。

  1. 自分の時間を持つ
  2. 逆立ちには、アンチエイジング効果がある
  3. 今日会った人、みんなに感謝する
  4. 自分自身に感謝する


1.自分の時間を持つ


日中、私たちは「他人時間」を生きています。
他者との関係の中で生きていくのが人間なので、これは仕方がないことです。


そこで、夜は「自分時間」を取り戻し、心と体をきちんと休める必要があるのです。
うまく「他人時間」と「自分時間」のバランスをとりながら、人として成長していくことが大切だということです。




2.逆立ちには、アンチエイジング効果がある


逆立ちをすれば、下半身の鬱血を取り、全身の血液の流れをスムーズにできる

               +

重力の影響で、下に垂れ下がっていく内臓を正常な位置に戻せる →いつまでも若々しくいられる


という流れで、一日の疲労を取り去り、若々しさを保てるということです




3.今日会った人、みんなに感謝する


この習慣を持っている人はあまりいないのではないかと思います。

最初は妙な感じかもしれませんが、たった三日で自分を取り巻く周囲の状況がどんどん変わっていきます。
だまされたと思って、やってみてください。


今日出会った人たちに「ありがとう」とつぶやいてみる

そんな習慣ができるようになったら、本当に素敵です。




4.自分自身に感謝する

「○○○○さん(あなたのフルネーム)、今日も一日、本当にありがとう。私は、私自身に感謝します」

こうして、眠る前に自分自身への感謝を忘れないことがとても大事であり、どれほどすばらしい習慣かは、実行した人にしかわからないそうです。




これまで、私が特に気になった習慣を取り上げましたが、52もの習慣が本書には書かれているので、当然ながら人によって『あ、これはできそうだ』とか『これやってみよかな』と思うところは違うと思います。



また、少し変わった習慣なども書かれているので、ぜひ読んでいただいて、気になった習慣を身につけて、自分の明日を変えていただきたいと思います。

いい明日がくる 夜の習慣

いい明日がくる 夜の習慣