仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

山本ケイイチさんの『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』を読んだ。


著者の山本ケイイチさんは、ビジネスパーソン(特に経営者)を多数指導してきたパーソナルトレーナーです。
本書は大まかに言うと、トレーニングについての役に立つ原理原則と、成功者の方々から著者が学んだ“トレーニングを続けるための考え方・方法”について書かれています。



私は高校時代サッカー部に所属していたので、練習メニューの一つとして筋トレを行っていました。
しかし、大学に入ってからは時々、気が向いたらやるようなスタイルになっていたので、当然効果はありませんでした。


何より、筋トレで苦労するのは“続けること”です。
もちろん、“続けること”が大事であり、それによって筋肉が徐々に付いていくということは承知なんですが、「わかっていても続かない」、ここが筋トレの難しいところです。



でもこうなってしまうのは、レーニングの目的が明確ではないし、目標を立てることをしないからだとわかりました。
具体的な目標(例えば期限や数値)の設定を行えば、そのために“何をすべきか”を考え、その行動を継続させるための仕組みを作って実行するという流れができ、トレーニングも成功するのです。


そう、ビジネスもトレーニングも、成果を上げるための方法論はまったく同じなのである。

このようにトレーニングを続けられると、メンタルが強くなったり、直感力・集中力が高まるというメリットも付いてくるので、ビジネスパーソンにはやはり、トレーニングが必要だと思います。


『自らの意志で、自らに辛いことを課す』

本書では最後にこう締めています。


レーニングに少しでも興味があるのなら、ぜひ読んでいただきたいと思います。



私も目標を決めて、低空飛行でいいからとにかく“続ける”ことを大事にしてトレーニングに挑戦していきたいと思います。



以下私用メモ↓

◎トレーニングとは、「肉体に何かしらの負荷を与えて、適応現象を引き出すこと」と定義できる。

適応現象=「負荷の種類」×「大きさまたは強さ」×「期間」

◎継続的に負荷を大きくしていく!


◎最も効果的な、トレーニングに適する時間帯→寝る直前(寝る30〜1時間前位から始める)


◎トレーニングの1時間前まで、遅くとも30分くらい前までに、炭水化物(ご飯やパン)を食べる。


◎トレーニング中は500ミリリットル以上は水分を摂るべき。できればプロテインも。


◎トレーニング後→総合アミノ酸を摂る。


◎筋トレする人は通常よりも多くのたんぱく質が必要。それに伴い、ビタミンやミネラルも多めに。


◎睡眠のゴールデンタイム→夜の11時〜12時と2時〜3時に成長ホルモンが多く分泌される(疲労回復)。
 また、寝る前3時間以内の炭水化物の摂取は成長ホルモンの分泌を妨げる。


◎“よりシンプルに、よりショートに”→トレーニングは集中してさっさと終わらせるように『意識』すべし!

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)