努力はいらない!「夢」実現脳の作り方
苫米地英人さんの『努力はいらない!「夢」実現脳の作り方』を読みました。
本書のタイトルにきっぱりと“努力はいらない!”と書かれていますが、これは決して努力がいらないのではなく、努力感なしで夢の実現に向かうということを意味しています。
なので、夢の実現のために労力がいらないとかいうことではありません。
本書は夢の見つけ方、叶え方を脳機能学的な視点で教えてくれています。
なので、そこらの成功本よりはよっぽど論理的で、説得力のあるものだと思います。
そもそも夢を叶えるということは、何かが現状から自分の望んだように変わることです。
しかし人間には現状から変わりたくない、「そこにとどまりたい」という性質があり、そういうゾーンを意識の中に作り出しています。
このゾーンのことを「コンフォート・ゾーン」と呼んでいます。
簡単に言うと、「自分がラクでいられる範囲」のことです。
例えば、「お金が欲しい・・・」と常に言っている人が実際にはなかなかお金持ちになれないのも「お金がない自分」がコンフォート・ゾーンになっているから、そこから外れることを無意識に避けてしまうのです。
このコンフォートゾーンというものが夢の実現のために必要な変化を邪魔しているのです。
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だったら、この「コンフォート・ゾーン」をずらしてあげれば良いのです。
あなたの夢がかなえられるかどうかは、コンフォート・ゾーンをどのように設定するかにかかっているのです。コンフォート・ゾーンをあるべきところにちゃんと設定し、その中にゴールへ向かう道すじを作ることができれば、あとは、みなさんの無意識が勝手にその達成に必要なことをしてくれる。だから、努力は要らない。
では、コンフォート・ゾーンをズラすにはどうすればよいのでしょうか。
コンフォート・ゾーンをズラすには、何でもいいから暫定的なゴールを1つ作ることから始めます。
重要なのは、その達成までに期限を設けること。
こうしてコンフォート・ゾーンをズラすことによって、今までスコトーマ(盲点)になっていたものが見えるようになってきます。
これを続けることによって、「自分のやりたいこと」がはっきりと見つかるのだと思います。
また、以下の引用文に書かれていることは渡邉美樹さんの「夢に日付を!〜夢実現の手帳術〜」にも同様のことが書かれていました。
目標と期限を設定したときに、未来においてそれを達成しているのであれば、「今の自分はどうでなければならないか?」ということを想定するのです。
(中略)
たいせつなのは、未来の目標達成のために想定した「今、こうなっているべき自分」の姿をよく思い描き、その姿と現在の自分との間にあるギャップをしっかりと認識することです。
やはり、もし自分の夢や目標があるのなら、目標達成時の自分から見て今の自分には何が足りないのかというギャップを認識し、そのうえで、行動していかなければいけないのです。
ただがむしゃらにいろいろなことに手を付けていてもダメなのです。
現在就活をしている私のように、自分のやりたいことがいまいち分からないという人には、本書の中にワークシートも入っているので、本当に読んでみる価値があると思います。
まず、そう言っているわたしも暫定的なゴールから決めなくてはなりませんが・・・。
以下メモ↓
◎時間は未来→現在→過去へ向って流れている。
◎未来に夢を叶えるために、今までのことは一切関係なし。
◎「ゴールそのもの」に対してではなくて、「ゴールに向かっていく自分の姿」のイメージに強い臨場感を持つべき。
◎常に高い自己評価を持ち、それに強い臨場感を維持できる人だけが、高いレベルでのゴールを達成できる。
- 作者: 苫米地英人
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