デキる人は皆やっている 一流の人脈術
島田昭彦さんの『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』を読んだ。
タイトルから分かるように、本書は人脈術に関する本です。
著者自身のこれまでの経験から、良い人脈を築く上での人脈の作り方、活かし方のノウハウを、具体的なエピソードや失敗談を含めながら解説してくれています。
“自分には限られた人脈しかないからネットワークが広がらない”などの人脈に関する悩みや不安を持っている方が本書を読めば、気持ちの面でもポジティブになれます。
また、すでに人脈を構築してきたと思う人にも、本書でその人脈にさらに磨きがかかります。
私自身、今までそんなに人脈に興味がなくあまり深く考えたこともなかったので、本書を通して人脈に関する知識や考え方などをこのタイミング(早い段階)で知ることができてよかったと思いました。
人脈とは、ただ知り合うだけではなく、そこから何かを生み出すことです。
著者は人脈をこう定義しています。
人と人とが出会って、そこから何も生み出せていない関係は、ただの“知り合い”になってしまいます。
仕事に限らず、趣味など別のことでもいいからとにかく一緒に何かに取り組むことが本当の“人脈”を作る一歩となるのです。
そういった中で、
さまざまな人と知り合うことは、日々、学びの連続です。お互い知識を投げかけることで、学びを感じたり、生きるヒントを得たりしながら、人は人によって成長するのです。
当然、様々な人と知り合うことに伴って、当然いろいろな話題(話のネタ)が必要になってきます。
現在の情報社会の中で、相互に情報交換すること、つまり人から情報を得ることはとても説得力があるからです。
そのためにも、まずは自分からいろいろなことを経験、体験し、五感をフルに活用させて感性を磨くことが、何よりも大切なことです。
しかし、一つ注意していただきたいのは、「人脈を作らねば・・」と無理をして人脈づくりをがんばる必要はないということです。
これだとややマイナスな気持ちというか、やらされてる感じになってしまいます。
そうではなく、「人脈を楽しむ!」「人と出逢うことを楽しむ!」とポジティブに考え、意識しながら日々過ごすことが大切です。
本書のキーワードとして「何でも関心を持つ」があります。
私は今まで限られた範囲のことにしか目がいっていなかったし、何事もイメージだけで判断してしまうことが多く、自分は狭い世界しか知らないのだということに気付かされました。
なので、これからは様々なことに興味・関心を持つことで、自分を成長させ、人脈作りに活かしていけたらと思いました。
人脈はお金で買えるものでなく、自分自身の努力の積み重ねによって作り上げられていくのです!
私も一期一会を大切にできる人、偶然を大切にできる人を目指したいと思います。
皆さんも幅広い人脈を持つことで、自分自身世界をどんどん広げていきましょう!
以下気になったノウハウメモ↓
◎人脈における3つのポイント
- 人間への好奇心
- フットワークよく動く
- 現場主義、現場100回(徹底的に人に逢う)
◎人脈構築で必要な要素
- 相手を楽しませたり、相手の役に立ちたい、という献身的な気持ち
- おもてなしの気持ち
- 国籍、性別、年齢を超えて、人としてリスペクトする
- 五感を常に働かせて、感性を磨くトレーニング
- 常にマメであること
- 相手に何をしてもらうと嬉しいのか、を認識しておく
◎守るべきこと
- 自然体が一番!
- 自分を売り込むのでなく、心を伝える!
- 一期一会を、ご縁を大切に!
- 偶然を大切に!
◎まずは自分と波長の合う人を3人見つける―身近にいる人とのコミュニケーションを密かにしっかり取ることが人脈づくりの第一歩。
◎相手と向き合う際の心得
- 相手は何をして欲しいのか、相手のメリットを考えて、デメリットに配慮する。
- 相手のために何ができるかではなく、相手の立場になって考えてみる。
◎「つかみを常に工夫する」―初対面の時の印象にかかわってくる。
◎「一人の人間として自分自身に世界観や文化を持つ」―魅力的な人間になれる。
- 作者: 島田昭彦
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2008/11/11
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